どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。
僕の知り合いにライブ配信をしているある男がいるんですが、
「失敗が怖いからチャレンジしたくない」
「負けるのが嫌だから勝負をしたくない」
っていう人なんですね。
で、実際にチャレンジはしないし、勝負もしないでのほほんと生きてるんですが、「モテたい」「女性と付き合いたい」とか言うわけです。
欲求はあるわけです。
でも、だったら自分磨きして魅力的な男になったら? と言っても、「ありのままの自分を好きになってくれる人がいい」とか言って、なにもしないわけです。
さらには「自分で告白して振られるのは怖いからあちらから告白してきてほしい」とのたまいます。
案の定、まわりからは「ダメ男」の烙印を押されていて、ああしたら、こうしたら、その考えおかしい、と、やいのやいの言われるんですが、のらりくらりかわし続けている。
「俺の考えは間違ってません」と、自己正当化はするわけですが、それがめちゃくちゃな理屈で(笑)、それが面白すぎて、エンタメが成立しちゃってるわけです。
こないだなんかは「彼女が欲しいんですか? 女子は旅行に連れて行って欲しいと思ってますよ」というと「僕はお金もないし行きたくないから旅行に行かずに毎日テレビ見て満足できる人がいい」とか「VRで旅行に行った気になってもらう」とか言うわけです。
ツッコミどころ満載で、まわりの人はもう突っ込まざるを得ない気分になるわけです。
心理学的に言うと「認知的不協和」であり、不完全を完全にしたい「ツァイガルニック効果」を刺激されます。
別にまわりの人も普段から「おかしい人を正したい」とは思ってないわけです。
でも身近にそういうあまりにおかしなことを言う人がいると「は???」となって、ツッコミたくなる。
僕はそういう人を見ると、恐怖からブレーキを踏み続けるけどアクセルも踏みたいんだなー、と分析します。
で、ブレーキを踏む強さが勝っちゃってるんですね。
要するに、これまでの人生でなんらかのダメージを受けて、怖くて縮こまり、行動できなくなっているわけです。
それで余計なお世話だけど、その思い込みをぶっ壊したいなーと思って、いろいろコメントするわけですが、なかなかこれが難しいんですね。
いや、いいんですよ? どんな人生を送ろうが、その人の勝手ですし、「一生家から出ないで暮らしたい」という人がいたとしても、アリです。
人は基本的に自由ですから。
僕がなにかを教えられるのは、基本的には
「変わりたいと思っている人」
だけです。
意欲がないとどうしようもないんです。
「馬を水辺につれていくことはできるが、飲ませることはできない」
という言葉そのまんまです。
ただ思うのは、
「世の中、意外にこういうふうに行動できない人が多いのではないか?」
と思うのです。
僕は普段から
「失敗なんか怖くない」
「死なない失敗は何度してもいい」
「再起できる失敗は失敗のうちに入らない」
「失敗しても0になるだけ」
「失敗じゃなく、学んだだけ」
「失敗するだけデータが取れて成功が近づく。だから早く失敗しよう」
と言うんですが、これを言っても「はあ、まあね」と思って、また同じ日常を過ごし始める人ばかりなんですよ。
自分の毎日の暮らしの安定パターンを壊したくないんです。
それはそれでいいんです。
先にも言いましたが、どんなつまらない人生を送ったとしても、それはその人の勝手ですから。
僕は起業してから数億円を個人で稼いたわけですが、失敗がなかったか? というと、そんなわけないんですよ。
無料ゲームサイトに投資して何百万も突っ込みましたが、業者が最後まで面倒を見てくれなくてサービスが時代遅れになり、投資したお金がオジャンになりました。
ゲームを、雇ったプログラマに作ってもらったはいいけど、途中で「もう作りたくない」と言われ、中途半端に投げ出されて払ったお金が無駄になったこともあります。
ゲームアプリや普通のアプリを作ったけど、ぜんぜん売れずに時間だけが無駄になった、というのなんて日常茶飯事です。
ビジネスにしたって、コンテンツを作って売り出したはいいものの、全然売れなかったなんてのは普通にありますよ。
むしろ売れなかったほうが何倍も多いです。
でも、失敗したからって大きな借金を背負ったかと言うとそうではないし、ただ利益が出ずに生活費が出ていっただけです。
それでも、ですよ?
僕は「数億円稼ぐことができた」わけです。
これは、チャレンジや勝負をしなければ得られない結果です。
チャレンジをしたおかげでどうなったか。
生活からお金に関するストレスが全部抜けていきました。
サラリーマン時代と比べると、もらえるお金は100倍になりました。
食うことに困らないのは当たり前ですし、買いたいものは値段を気にしないで買うことができます。
もともと物欲はないんで、派手な家とか高級車は持ってないですけどね。
本が大好きなんで、アマゾンで見つけたよさげな本はどんどん買っています。
そして24時間をどう使おうが、ほぼ自由です。
また、稼いだことでオンラインビジネスの世界ではそれなりに知名度を得ましたし、成功しているビジネスオーナーの知り合いもたくさんできました。
そのおかげでこの間も「ウェブサービスを作って成功させてほしい」という依頼が来ましたし、会う人にビジネスコンサルをぜひして欲しいとよく言われます。
さらに、好きなゲーム制作をずっとやり続けてます。
連続起業家としてサービスを作ったりもしています。
どんなことをしているか興味ある人はツイッターを見てください。
自分が作りたいものを作るっていうのは、人生においてこの上ない喜びです。
毎日がワクワクの連続です。
失敗して出ていくお金なんて、得られる額に比べたら微々たるもんですよ。
それを知ると、チャレンジしない意味がわかりません。
ということで、失敗なんて怖くないです。
ガンガンチャレンジしましょう。
チャレンジしない意味がわからない!!