なぜ人は「稼ぐ」ことを避けたいのか? 僕が泥縄でビジネスを始めたきっかけ

どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。

表題ですが、なぜか、クリエイターや一般の人たちの中には「稼ぐなんてやりたくない」という人がいます。

およそ想像できるのは、新しい分野で「稼ぐ」ということが「怪しい」「うさんくさい」ということなのですが、それについては記事にまとめました。

オンラインビジネスがうさんくさくて怪しすぎる話

結論を言うと「新しいビジネスは怪しいしうさんくさいのはしょうがない」ということになります。

なにせ、新しいから誰も実態をちゃんと把握してないし、逆にみんなが知っていて怪しくないのなら、それは新しいことではないし、市場としての可能性もないのです。

ともかく、自分自身が怪しくてうさんくさい人間にカテゴライズされたくない、というのが、多くの人が「稼ぐ」を避ける原因なんだと思います。

とはいえ、資本主義に生きている以上、「稼ぐ」ことからは逃れられないし、それをやめたら食べていけなくなる。

サラリーマンであればみんな稼いでいるし、怪しいというカテゴライズからは逃れられる。

フリーランスも、お金を追う必要はでてくるけれど、サラリーマンのスキルの延長で稼ぐことができるから、それもまあ怪しくなくて済む、というわけです。

本音を言えば、みんなお金はもっと欲しいと思っているわけですよ。

あったらあってで困らないし、できることの幅は増えるし、旅行とかも行けるし、生活に余裕ができるし、自由が増えるし、欲しいものは買えるし、将来の不安はなくなる。

でも、「怪しい」というレッテルを貼られるのはどーしても嫌だ!!

そういうわけですよね?

■実は僕もお金を稼ぐのは嫌だった

実は僕も最初から、そんなにお金が欲しいなんて思ってなかったわけです。

いや、多少欲しいとは思ってました。パソコンが遅すぎる。もっと早いのに買い換えられれば、作業がもっと早くなるのに。効率が上がるのに。

実家に住んでると自分の部屋がなくてプライベートがない。一人暮らししたい。部屋が狭い。

なんて考えてましたよ。

20歳くらいのとき、一度、MLM(マルチレベルマーケティング)に勧誘されて、「お金が儲かるしいいものが買えるよ」と言われて、事務所についていったことがありました。

簡単に言うとマルチ商法です。

僕はMLMの話自体は噂で聞いていたので、関わるまいと思ってました。しかし友人に誘われ、断れずに事務所についていってしまったのです。

MLMのビジネスなどに興味はありませんでした。ただ友達を立てたいという気持ちから、ただ話だけは聞こうと思って事務所に行ったわけです。

その結果どうなったか?

30万円もする「ボディソニック」という振動安楽椅子を別に欲しいわけでもないのに買うことになり、ローンを組むことになったのです。

事務所が遠いところにあり、帰りたくても自力じゃ帰れないのもあり、何時間もの説得に折れてしまったのです。

さらにはMLMのビジネスをやることになりました。その事務所から車で家まで送っていってもらうとき、「不安だろうけど頑張ろうよ」とか言われて、「はあ~・・・やっちまったな~・・・」という気分でした。

次の日の朝にもその友人から電話がかかってきて「不安だろうから電話することになってるんだけど大丈夫?」みたいなことを言われ、「大丈夫大丈夫」と言いながら、もう忘れようと思っていました。

欲しくもないものに大金を払って最悪な契約をしてしまったなという最悪の気分に、朝起こされて眠い中、さらに追い打ちをかけられたわけです。

なんで俺は断れなかったんだ? アホだ、全くアホだ。人が良すぎる。

「そんなビジネスやるかよ!」と言って、タクシーでも呼んで帰ればよかった。

数日、凹んでいたと思います。

当時、アルバイトで月に10万円くらいもらっていたのですが、ボディソニックのローンがそれから引かれることになったのです。

当然、そんなやりたくもないビジネス活動なぞしませんでした。

逆にそんなものを買わせた友人のことに腹が立ったのですが「あいつも人がいいから断りきれなくてやってて、連鎖的に俺にまわってきたのかもなー」なんて思いながら、なんとか自分を納得させていました。

という、初のビジネス体験がそれですから、「ビジネス」とか言うと「またクソな話かよ?」と、思いっきり警戒していました。

なので20歳以降は「ビジネスとかふざけんな!!」と思っていたのです。

■ビジネスは断っていた

その後も、MLMの勧誘は何度か受けましたし、だいぶ親しい友人から誘われることもありました。

会社の役員からも誘われましたし、お金を稼ぐことに興味がある人の中には一定の割合でMLMをやっている人がいるわけです。

最初に12万円払うとコーラやお菓子が20円くらいになり、毎月送られてきて、すごく安いしお得だよ、みたいなMLMもありました。

麻布のマンションの一室でサルサパーティをしながらその一角で女子に美顔器を薦めるみたいな、シャレオツなのもありました。

全部断りましたけどね。

MLMは最初に商品を自分で何十万とかで買うと、それが実績になるわけです。

そして営業をして他の人に売って一定数売り上げると、「ナントカディストリビューター」みたいなランクが上がり、2ティアでもらえるお金が増えるわけです。

2ティアというのは、要するに自分が勧誘してネットワークとして自分の下についた人が売上を上げると、その何%かが自分にも利益として入るシステムのことを言います。

だから勧誘しまくって自分の下にたくさんの人がついて、その人達が売上を上げれば、なにもしなくても権利収入としてお金が入ってくるようになるのです。

しかし実際、営業でモノを売るというのはものすごいパワーがいるし、嫌な思いもするし、友達など誘った日には「そんなのやってるの?」と、絶交されたりもします。

ゆるくやってる会社ではうまくいっているところもあるし、ビジネスとして否定はしませんが、MLMはものすごい営業力がある人じゃないと土台無理な仕事なのです。

ちなみに、ネットビジネスとかオンラインビジネスというと、「マルチ商法だよね?」という人がものすごーくいます。

もう民間のビジネスというとマルチ商法だという思い込みがあるわけです。

MLMは僕は今でもやるつもりはないですし、オンラインビジネスはMLMとはまったく違うものです。

オンラインビジネスは例えばプログラミングの教材などを、動画や音声やテキストで作ったものを販売することを言います。

別名で言うと「コンテンツビジネス」です。

MLMのように2ティアなどはありません。

■それからビジネスをするようになった話

じゃあ僕がなんでビジネスなんぞをしようと思うことになったか?

それは結論から言うと、

「夢を叶えるならビジネスしかない」

と思ったからです。

僕の夢は自分のゲームを世界的にヒットさせることですが、それにはゲームの制作費が必要です。

ゲームの制作費には自分の生活も含まれます。

その捻出には自分のビジネスをするしかないんですね。

人の会社で自分のゲームを作ればいいんじゃない? という人もいると思いますし、僕もそう思ってゲーム会社に入りました。

しかしゲーム業界で大手に入れば限られた椅子の取り合いという出世競争になりますし、その間はIPものとかその入った会社のブランドなどを使ったゲームを作ることになります。

スクウェア・エニックスに入れば延々とドラクエかファイナルファンタジーを作ることになるのです。

それは、僕のしたい仕事ではありませんでした。

小さくてもいいので、あくまで自分のものを作りたいのです。

下請けの会社に入れば、その大手のゲームを作ることでお金をもらう、ということを延々とすることになります。

ただゲームの仕事に携わってキャリアとしてゲームタイトルを作れればなんでもいい、というのであれば、ゲーム会社で一生を過ごすのもいいでしょう。

でも僕はそれは死ぬ前になって後悔すると思いました。

ただ人のブランドでいい仕事しただけじゃねーか、と。

世の中には、大手の会社でプロデューサーとして売れるものを作って有名な人もいますが、僕にはそれは誇れる仕事ではないのです。

人の看板で偉そうな仕事をしたくないのです。

出世競争に巻き込まれて、その間自分のゲーム作りができないのも嫌でした。

わがままかもしれませんが、そこは一回きりの人生で妥協できる部分ではありませんでした。

そうなると自分で会社を作るしかありません。

奥さんにも「俺は夢のために生きてるから家族と夢のどっちを選ぶと言われたら夢のほうにするし家族も捨てる」と伝えてあります。

ヒットゲーム制作は僕の彼岸です。

だから、「自分のゲームを作るにはどうしたらいいんだろう?」と考えているときに、ロバート・キヨサキ氏の本「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んで、「これだ!」と思ったのです。

キヨサキ氏の本にはさまざまな「気づき」が書いてありますが、僕は特に「不労所得を得られる資産を作れ」ということが響きました。

キヨサキ氏は不動産という「資産」を買い、その家賃収入が不労所得になる、と説明していました。

僕は「資産」から長期的にお金を得て、それを活動資金にすることで、自分の自由な創作活動ができる、と考えました。

学生のころは、お金は生活できるだけあればいいと思っていました。

しかし夢を叶えたいのであれば、夢を叶える分だけのお金がいるのです。

「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだのは29歳のころでした。

世の中が「稼ぐ」ことに対して否定的なのはもちろん知っていますし、僕もそう思っていたクチですが、「稼ぐことが夢を叶えることに必須」なのであれば、もうしのごの言っている場合じゃないのです。人生は短いのです。

人がどう思っていようが、そんなのは関係ないのです!

僕はできるだけ早く「資産」を作るために勉強し、活動し始めました。

そうして「資産」からお金を得ることに成功したのです。

詳しくは記事にしたので、それを御覧ください。
僕の失敗とゲーム制作遍歴

■ゲーム制作の日々

僕は作った「資産」により普通ではない収入を得るようになりました。

それにより、ゲーム制作活動を加速させました。

サラリーマンをしていれば、平日の数時間と土日にしか自分のゲーム制作に充てられませんが、僕は資産構築をして、24時間365日がゲーム制作に充てられるようになりました。

僕にとって、まるで夢のような日々です(笑)。

ゲームデザインを研究しまくり、プログラミングしまくり、グラフィックは人にお金を払ってやってもらうという感じでゲーム制作をしまくっていました。

同時にオンラインビジネスも進め、規模を大きくするためにマーケティングやコピーライティング、ブランディングなどを習熟し、人間的に大きくなるように勉強にも大きなお金を使うようになりました。

参加費100万円のセミナーなんかにも行きました。

普通の人にはもう異次元の世界が展開されていました。

起業家を集めて勉強会を開いたりもしました。

無料ゲームサイトを作るなどの投資活動もして、失敗もすれば成功もしています。

会社の役員もいくつかやらせてもらっています。

思うのは、一般のビジネスというのは、けっこう「固く」利益を上げることができるのですが、ゲームはオリジナルを作ろうとするととたんに「ギャンブル」になるということです。

普通のビジネスであれば資産構築をして、けっこう安定的に利益を上げることができます。

しかしゲームは一発当たれば何億という桁違いの利益が生まれますが、当たらなければ売上0円、みたいな、ギャンブルに近い状態になります。

だからゲーム業界で安定的に会社を経営するために、下請けというポジションにつくのも妥当だと、最近では思っています。

ゲーム市場の中でも、売り上げが「固い」ジャンルもあります。

それらを量産していれば、当たりを掴むのも非常に早いのがわかっています。

しかしオリジナルゲームとなると、やはり30個も40個も試行錯誤して、ようやく当たるという状態です。

なかなかにゲームで当てるというのは難しいと感じていますが、ここまできたらもうやるしかないわけです(笑)。

ただ、おかげさまでゲームの評価自体は高いので、あとはいかに世の中に広めるか、という段階まで来ていると思っています。

僕の彼岸が達成される日はあともう少しでしょう。

ということで、もしここで「自分もオンラインビジネスに興味が出てきた」「オンラインビジネスがどういうものかもっと情報を知りたい」と思ったのであれば、ぜひ記事の下にあるメルマガ登録をお願いします。

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