どうも、ゲームを作ったりビジネスを作ったりしている新田です。
最近は友人のハイパーカジュアルの手伝いをしたり、自分のゲームを進めたり、自分にとってのビジネスのあり方を再定義したりしています。
ということで、ネットでビジネスをするということはどういうことなのか? ということを、自分なりに考えて書き出しています。
今回はそれを共有します。
●ネットでビジネスをするのは時代の必然
昭和から続いた、「モノ」が人を幸せするという希望が、徐々に幻想だということに人々は気づき、「モノ」は人を幸せにしないということが明らかな時代になった。
ではなにが人々を幸せにするのか?
それは脳内の「情報」だということに行き着いた。
脳内が情報によってある状態になることで、人は幸せの状態になる。
マトリックスの世界だ。
だから、内面の追求であるスピリチュアルが流行るようになった。
電子的なエンタメが、脳内に感動と興奮を作るようになった。
そういう意味で、令和は「精神の時代」である。
人々は、たまには外に行って自然と触れ合ったり、アクティビティをしたいと思うが、電子的なエンタメで基本的には十分だ。
人は元来、ナマケモノだからだ。
「モノ」の重要性は低くなり、ネットによりパソコンでいろいろな仕事ができるようになった。
紙やハンコの代わりにネットに書類を保存し、共有できるほうが便利だからだ。
そして現代は知識をネットで売れるようになった。
売れるということは、それにより暮らせる可能性が高まったということだ。
udemy、note、ココナラなど、知識や技術を売れるプラットフォームが次々と出てきている。
ネットで知識が得られれば、それは本を買いに行ったりセミナーなどに行くよりも楽だ。
学習ということで言えば、実際に講師が目の前にいて、時間で拘束されるリアルの授業のほうが五感で学習できるので、記憶の定着度は高いから、ネットでの知識は「お手軽」というところが、一番のメリットになる。
動画での学習は、「空気感」はないし、講師が目の前にいるという緊張もないので、真剣度は下がるが、ネットで学習する上では一番効率がいい。
●コツコツブログやYouTube動画でブランドづくりを先行するのは効率が悪い
ネットでものを売れれば、場所に対する束縛はなくなる。
パソコンさえあれば、どこで仕事をしたっていい。
ネットでは「ネットでビジネスをするならブログやYouTubeでブランドを築くべきだ」というトレンドがあるが、ビジネスとは元来、「価値とお金の交換」であり、ブランドは必ずしも必要なくて、商品やサービスの価値を欲しがる人さえいれば、契約は成立する。
そしてその商品やサービスがあれば、明日からでも利益は得られるものである。
ブランドは「その商品を売る人は安心できる人」「その人が出す商品はクオリティが期待できる」という保証である。
その安心や期待は、売り手の実績や商品の詳細を説明すれば、普通に得られるものだ。
そういう意味で言えば、ブランドを最初に得ようとするのは、「私は安心な人ですよ」という印象を得て、スムーズに買ってほしいというのもあるが、裏の欲求としては、「商品やサービスを買ってもらってもクレームをつけられないという安心」を得ようとすることに近い。
ビジネスで誰もが恐れるのは、自分の印象が悪くなったり、心無い人から傷付けられることだ。
その恐れをどうにか埋めようとしているのが、今ネットで流行っている「ブランド先行行動」なのではないかと思っている。
●ビジネスは明日からでも利益を得られる
ただビジネスをしたいというのであれば、そういう何年もかかるコツコツ作業をするより、facebook広告なりを今すぐ打って、商品を売ったほうが早い。
明日からでも利益は得られる。
できるだけ無料でやりたいというのもあるかもしれないが、元来ビジネスとはリスクを取るものだし、リスクヘッジをしつつ効率的にやらなければ、経営の感覚も得られないし、結果も得られないのではと思う。
さらにいうなら、無料だからと何年もコツコツと続けるのは、それはそれで人を選ぶ戦略なのではないかと思う。
多くの人は先の見えないマラソンに希望を失い、脱落していくのが関の山ではないか。
ということで、僕はコツコツ作業はあまりおすすめしない。
早く結果が出るならそれにこしたことはないし、逆にそうでなければ時代が変わって今までの資産が役に立たなくなったとき、またコツコツから始めるのは非効率このうえない。
それしかできないのは要するにビジネスに向いていないということだ。
クリエイティブな作業であっても同じで、結果を出せる方法を見つけ出すほうが、ただやみくもに大量に作品を作るよりもいい。
刃は常に研ぎ続け、仕事の結果をすぐに出せるほうがいい。
それには勉強と研究を欠かさないことだ。